2023年6月12日 産地でこそ味わえるシロイカの活き造り 香美町の夏!「香住の活イカ料理」

~「まだ動いてるよっ!」・・・新鮮な「活イカ」産地香住で見て!味わって!~


兵庫県とは申しましても、神戸市から2番目に遠い位置にあります、県北部の日本海に面した香美町(かみちょう)。
わが町の夏のイチオシであります「香美町の夏!『香住の活(かつ)イカ料理』」についてご紹介します。
「活(かつ)イカ」とは「シロイカ(ケンサキイカ)」の活き造りのことです。イカは非常にデリケートな生き物で、生きたままの状態で水揚げするのは極めて難しいとされてきましたが、香美町でも2002年から活イカPRがスタートすると、たちまち観光客の人気プランに。
香美町では、6月から8月末頃まで、コリコリした食感が特徴の「活(かつ)イカ」料理を町内27のお宿、お食事処で味わうことができます。
夜には夏の風物詩、イカ釣り漁船の漁火(いさりび)風景を楽しむことができますし、自らの手で!と遊漁船でのイカ釣り体験も人気です。
この夏の旅企画、食企画などございましたら、香住の活(かつ)イカとして、取材等につきましてご検討いただきますようよろしくお願いいたします。

■イカ釣り漁師の鮮度へのこだわり

「イカ」は非常にデリケートな生き物で、外部からの刺激を受けるとスミを吐き、網の中で他の魚に触れたり、人の手に触れたりすると弱って死んでしまう生き物です。
そのため、香住の「活イカ漁」は、イカが弱りやすい「網漁」ではなく、1匹ずつ釣り上げる漁法で1匹1匹大事に取り扱われています。
釣り上げた「活イカ」は、漁船の底に設置された水槽に入れられ、その水は船外の海水と循環するようになっており、「活イカ」が生息していた環境に近い状況を保つように工夫されています。港に戻るまでの間、生きたまま釣り上げた「活イカ」が弱ってしまうことのないよう、鮮度保持に全力を注ぎます。
「活イカ」漁はのは、日没から深夜、明け方にかけて行われます。本当は漁が終われば、漁師はすぐに港に陸揚げしたいところですが、「活イカ」の場合、そうはいきません。
前述のとおり「イカ」は非常にデリケートな生き物。船が港に近づくに連れて海の水質が変わり、循環する水槽の水も生息環境と異なってくるため、「活イカ」はどんどん弱ってしまいます。このため、漁師の皆さんは仲買人との取引が行われる直前まで「活イカ」が生息していた漁場に留まることで、「活イカ」の鮮度保持に努めます。

■仲買業者の「活イカ」を活かしておくための努力 ~イカに如何にストレスを与えないか~

ようやく港に到着した「活イカ」は、水揚げの際も、細心の注意をもって扱われます。
「活イカ」は水温15℃程度で生息しているため、人間の素手(約37℃)で触ってしまうと、その体温で「活イカ」はヤケドを起こして死んでしまうので、カゴや網を使って丁寧に扱い、「活イカ」が水槽にぶつかることがないよう、とにかく、イカにストレスを与えないよう工夫された緩やかな水流のある水槽で保管されます。
仲買業者が細心の注意を払って管理する「活イカ」ですが、それでも長くて3日間程度しか生きることができません。お宿から注文を受けた「活イカ」。配達に際しても、刺激を与えないよう慎重に運ばれ、お客様の食事の時間に合わせて届けられます。

 

■お宿料理人による「活イカ」最後の仕上げ

お宿では、お客様に活きている「活イカ」を「見て」楽しんでいただいてから、料理人が丁寧に調理します。そのお造りの芸術的な美しさもご覧いただき、塩やスダチなどお宿こだわりの方法で美味しく召し上がっていただきます。
お客様の目の前でも「えっ!まだ動いているよ」「残酷かも」という、本当に新鮮な「活(かつ)イカ」を堪能していただけるプランとなっています。

 

■プランの概要

※詳細は別添チラシをご覧ください

実施期間 令和5年6~8月(各店舗で異なります)
実施店舗 香美町香住区内のお宿・お食事処27軒
内  容 「香住の活イカ料理」プランは、昼食、夕食、1泊2食の夕食でご提供します(すべて要予約)。香美町産「活イカ(シロイカ)」を使用した姿造りなどのお造りをメイン料理とし、その他、地元で水揚げされる魚介類などを使用した料理が付属します(各店舗で使用する食材は異なります)。
料  金 各お宿・お食事処で異なります。
お宿(食事のみ、1名様)         9,000 円~(税込)
お宿(1泊2食、2名様ご予約の1名様代金) 16,300 円~(税込)
お食事処(食事のみ、1名様)       3,980 円~(税込)
予  約 ・各宿のウェブサイト(HP)予約サイトからご予約いただけます。
・各宿、お食事処に直接お問い合わせのうえ、ご予約いただけます。

 

 

香住の活イカ料理プレスリリース

香住の活イカ料理チラシ