2023年8月1日 香美町の秋!「香住梨」も間もなく最盛期を迎えます !

兵庫県一の二十世紀梨産地で、10種を栽培する「なし」のまち
“うみ・やまコラボ”私たち日本海の潮風と、香住ガニ殻の有機肥料で育ちました!

香住梨の代表格「二十世紀」

 

9月解禁となる香住ガニ

 

兵庫県とは申しましても、神戸市から2番目に遠い位置にあります、県北部の日本海に面した香美町(かみちょう)。
梨の代表品種である「二十世紀」は、隣の鳥取県が超有名ですが、香美町も兵庫県一の栽培面積を誇るなど栽培が盛んで、8月中旬から9月中旬にかけて出荷の最盛期を迎える「香住梨」についてご紹介させていただきます。
「香住梨」は、ゆるやかな山の北向き斜面で、日本海からの潮風を受けて育ち、水はけが良く、関西では香美町の香住漁港のみで水揚げされる「香住ガニ(ベニズワイガニ)」のカニ殻入り有機肥料を与えた土で育ちます。
今年は、一昨年のような雹(ひょう)被害などの大きな気象災害もなく、産地では出荷に向けて着々と準備を進めております。今後も台風などの災害を受けることなく無事に収穫を終えることができるよう願うところです。
この秋の旅企画、食企画などございましたら、ご取材等ご検討いただきますようよろしくお願いいたします。

 

■10品種を栽培する「香住梨」。食感や甘みの違いが楽しめます!

香美町の梨は、昭和4年に兵庫県の委託試験として「二十世紀」の苗木を、当時の香住町下浜(現在の香美町香住区下浜)地区に植えたのが始まりです。
「二十世紀」の糖度は、10~11度とほど良い甘さとみずみずしさが特徴。果肉はしっかりしており、シャキシャキした食感が人気。各家庭やお宿でも秋のデザートの定番です。
現在では、県下一の栽培面積を誇る「二十世紀」のほか「幸水(こうすい)」「新高(にいたか)」や平成30年デビューの新品種「なしおとめ」など10種類の「香住梨」があり、それぞれに異なる食感や甘みを楽しむことができます。
8月に入り、早生種の「八雲(やぐも)」「なつしずく」を筆頭に「香住梨」の収穫・選果が始まり、8月下旬には「二十世紀」が登場、9月初旬には出荷の最盛期を迎えます。

なしおとめ

 

新高(にいたか)

 

■日本海の「海の恵み」を受けて育つ、山の「香住梨」

ゆるやかな山の北向き斜面で、日本海からの潮風を受けて育ち、水はけが良く、関西地方では香美町の香住漁 港だけで水揚げされる「香住ガニ(ベニズワイガニ)」のカニ殻を加えた有機肥料を与えた土で育つ「香住梨」は、まさに「海の恵み」を受けたおいしさがあります。

日本海の潮風を受け育つ二十世紀梨(花が咲き始めた4月中旬、この後受粉作業が行われます)

日本海の海の幸(「香住ガニ」のカニ殻を細かく砕いたものを肥料として使用しています)

 

■香住梨を使用した商品

地元で作られている、香住梨を使ったオリジナル商品をご紹介します。
洋菓子店では、地元の名所「かえる島」をモチーフにしたケーキ、地元民宿ではタルトやコンポート、地元醸造会社では「梨ワイン」など、香住梨を使用したオリジナル商品が作られているほか、梨農家自ら、規格外品などの活用に取り組んでいる「梨コンポート」「梨ジェラート」商品も販売され、こちらは「香美町ふるさと納税」の返礼品としても好評です。

 

■香住梨が自動販売機からゴロッと !?

小豆スイーツのお店に併設されている自動販売機では、地元香住高校や但馬漁協の魚の缶詰など変わった商品がラインナップされていることで話題となっていますが、なんと9月のこの時期限定、二十世紀梨が「つめたーい」状態で「ゴロッ」と出てきます。
性能上少し小ぶりな梨ですが、しっかり冷えて出てきます。
昨秋に販売された様子を記録しています。こちらからご覧ください↓

 

香美町の秋!「香住梨」も間もなく最盛期を迎えます ! プレスリリース