2023年9月28日 「因幡・但馬の麒麟獅子舞」の1つ「鎧麒麟獅子舞」が奉納されます

~麒麟獅子舞伝承の東端・町内唯一の伝承地~

兵庫県とは申しましても、神戸市から2番目に遠い位置にあります、県北部の日本海に面した香美町(かみちょう)。
実は隣の鳥取県の県庁所在地鳥取市までは車で1時間ほどのところで、隣の新温泉町とともに県境を跨いだ交流も盛んです。行政面では、2018年に鳥取市を中心とした鳥取県東部4町と兵庫県新温泉町で形成された「麒麟のまち連携中枢都市圏」に、香美町は2020年から加わりました。

ところで「麒麟のまち」?ですが、「麒麟」は首の長い動物園で見かけるものではなく、中国の想像上の動物で、他の生き物を傷つけない泰平の世の象徴とされた霊獣で、1652年、鳥取市の鳥取東照宮の祭礼で、麒麟に扮して舞う「麒麟獅子舞」が登場したのが始まりとされ、主に鳥取県東部(因幡)と兵庫県西部(但馬)に伝わっています。

2019年にはこの麒麟獅子舞などの文化財群が『日本海の風が生んだ絶景と秘境-幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」』として日本遺産に認定されました。
町内では、春に「こいのぼりが海を渡る」香住区鎧(よろい)地区だけに伝わり、10月5日(木)午後に十二社神社秋季祭礼で奉納され、地区内を巡回します。

伝統芸能、文化継承企画などございましたら、取材につきましてご検討いただきますようお願いいたします。

 

 

プレスリリース 鎧麒麟獅子舞