2019年7月25日 潮風香る「香住梨」の食べ頃がやってきました!

新品種「なしおとめ」 県内一の産地「二十世紀」

8月中旬から9月中旬に食べ頃を迎えます!

さまざまな品種が揃う「香住梨」食感や甘みの違いが楽しめる!

香美町の梨は昭和4年に兵庫県の委託試験として「二十世紀」の苗木を香住町下浜地区(現在の香美町香住区下浜)に植えたのが始まりです。
現在では県内一の栽培面積を誇る「二十世紀」のほか「幸水」「新高」や昨年度新たにデビューした新品種「なしおとめ」 など10種類の「香住梨」があり、それぞれに異なる食感や甘み、ジューシーさがあります。
8月に入ると「香住梨」の収穫時期を迎えます。
収穫・食べ頃はおおむね11月下旬までですが「二十世紀」は9月初旬に最盛期を迎えます。

「二十世紀」の特徴…
香美町で最も多く栽培されている品種で糖度は10度~11度とほどよい甘さとみずみずしさが特徴です。
果肉はしっかりしておりシャキシャキの食感があり秋の運動会などで重宝されます。

今年の二十世紀梨の初出荷は「8月26日(日)」を予定しています。
(日程は変更になる場合があります)

 

左から、幸水、なしおとめ、20世紀梨

日本海の「海の恵み」を受けて育つ「香住梨」

ゆるやかな山の斜面で日本海からの潮風を受けて育ち排水が良く関西地方では香美町の香住漁港だけで水揚げされる「香住ガニ(ベニズワ イガニ)」のカニガラを加えた有機肥料を与えた土で育つ「香住梨」はまさに「海の恵み」を受けたおいしさがあります。

4月半ばの二十世紀梨畑

新品種「なしおとめ」が「香住梨」の仲間入り!

青梨の「吉香(よしかおり)」と赤梨の「幸水(こうすい)」を交配して昨年度新たに誕生した兵庫県のオリジナルの新品種「なしおとめ」は果実重が 350g ~400g と大玉で果芯が小さく可食部が多い。
また糖度が12度~13度でみずみずしくてさっぱりとした甘味が特徴です。
限りなくなめらかな舌触りと芳醇な香りと上品な甘さはまさに“おとめ”クオリティ。
「なしおとめ」は8月中旬から下旬にかけて収穫期・食べ頃を迎えます。

※新しい品種のため生産量はまだ少なく収穫した「なしおとめ」のほとんどはJR京都伊勢丹で行われる即売会または豊岡市のファーマーズマーケットたじまんまでの取り扱いとなります。

「なしおとめ」の即売会を8月24日(土)にJR京都伊勢丹「八百一」で予定しています!

兵庫県のオリジナル新品種「なしおとめ」

香住産などの二十世紀梨を使ったワイン

20世紀梨のスパークリングワイン

香美町香住区三谷にある株式会社トキワでは香住産などの二十世紀梨を使ったワイン
「梨のワイン 梨花一輪」と
「梨のスパークリングワイン」を製造しています。
低温でゆっくり発酵させたフルーティでほんのり甘口の飲みやすい女性におすすめのワインです。
地元では食前酒やお土産として重宝されています。
ぜひ一度、ご賞味ください。今年の梨ワインの仕込みは9月中旬から始まる予定です。

 

 

梨のワインづくりへの挑戦!

世界でも稀なフルーツワイン

1964年、日本では東京オリンピックが開催され高度経済成長の真っ只中。この年㈱トキワの三代目柴崎一秀現会長は食品製造の家業を継ぐため地元の香住へ帰り地方メーカーが生き残っていくための方法を考えていました。
そして北海道池田町長の「ワイン町長奮闘記」という一冊の本に出会い感銘を受けました。
柴崎会長は池田町長の元を訪れワインづくりのことを教えていただき
「自分の足元をじっと見るときっと何かあるはず」
という助言をいただきました。
この助言の元、柴崎会長は「香住の名産の二十世紀梨を使ったワインは他には無い、きっと美味しいワインができるはず!」と思い㈱トキワのワインづくりへの挑戦が始まるのです。
ワインの作り方はもとよりアルコールの計り方もわからない状況でしたが「絶対に梨のワインを完成させる!」という必死の思いの中、醸造専門の先生との縁にも恵まれワインづくりに挑戦してから10年後の1985年に念願の梨のワインが完成しました。
その後は技術の蓄積や設備の充実を重ね2008年にはそのワインをベースにした「スパークリングワイン」を製造。
平成22年度モンドセレクションにおいて 「銅賞」を受賞。
和梨のような比較的歯ごたえのあるジューシーな果物の酒は作るのが難しいだけではなく珍しいとも言われており「梨のワイン梨花一輪」は世界でも稀な貴重なフルーツワインと言えます。

 

 

日本海からの潮風を受け香住ガニの有機肥料で育ちました!

 

香美町役場神戸営業所で「兵庫県香美町」の観光PRをしています木原弘一郎と申します。
青ナシの県内一の栽培面積を誇り、8月中旬から9月中旬にかけて旬を迎える「香住梨」についてご紹介させていただきます。
兵庫県北部の日本海に面した香美町の特産品の1つ「香住梨」は、ゆるやかな山の斜面で日本海からの潮風を受けて育ち、排水が良く、関西地方では香美町の香住漁港のみで水揚げされる「香住ガニ(ベニズワイガニ)」のカニガラ入り有機肥料を与えた土で育ちます。
この夏の旅企画、食企画などございましたらご取材につきましてご検討いただきますようよろしくお願いいたします。
なお実際に取材に入っていただける場合には、より詳細な情報提供、スケジュール調整、撮影アテンドなど地元調整を含めた最大限のご協力をさせていただきますので何なりと香美町役場神戸営業所木原までお問い合わせください。

 

 

令和元年 香住梨 プレスリリース