2018年8月22日 香美町の秋の風物「香住ガニプラン」がスタートします

香美町役場神戸営業所で香美町の観光PRをしております北村 浩史(キタムラ ヒロシ)と申します。

9月香美町の秋の風物「香住ガニプラン」がスタートします。

 

9月4日今年も香住ガニ漁(ベニズワイガニ漁)の初競りが実施されます。
特色:日本で唯一、香住漁港だけが取り組んでいる「活ベニ(生きたままのベニズワイガニ)」での水揚げ。今年の目玉:黄金色に輝く幻の「黄金ガニ」。水揚げされる確率はなんと数千匹に1匹!地元漁師が、誰もがニヤつく旨さ(黄金ガニ)と日本一の鮮度(ベニズワイガニ)と胸を張る香住の絶品ガ二をどうぞ体験してみてください。

今年も9月1日(初競りは4日)。香住ガニ(ベニズワイガニ)漁が解禁となります。 関西では唯一、香住漁港に所属する9隻(大型船1隻、小型船8隻)にだけベニズワイガニ漁の操業免許が交付されています。すなわち関西では香住だけでしか「ベニズワイガニ」は水揚げされないので、地元では「香住ガニ」と名付けブランド化しています。

 

■(1)「香住ガニ(ベニズワイガニ)」について 香住ガニ(ベニズワイガニ)は水深800m~1800mの深海に生息し、その名のとおり全体が紅色をしています。
ベニズワイガニ漁は秋田、新潟、石川、兵庫、鳥取などで行われており、香住漁港は全国2番目の水揚げがあります。
香住ガニは水温低く、養分豊富な深海で育つため、身が締り、甘みが強いのが特徴で大変美味です。 地元漁師は、香住漁港で水揚げされる「ベニズワイガニ」が日本一の鮮度を誇り、日本一旨いと豪語します。鮮度の高い「香住ガ ニ」を水揚げするため、特に小型船は出港から水揚げまでを概ね15時間以内に終えるなど漁場が近いという利点を最大限活かせるよう取り組んでいます。
素材の質が良いだけでなく、漁業関係者の持ち味を損なわない努力も香住ガニの旨さの秘訣です。

■(2)日本中で香住漁港だけ。「活ベニ(生きたままの香住ガニ)」の取組みについて 前述のようにベニズワイガニは1,000mを超える深海で生活しているため、海上まで引き上げられる際に多くの個体は水温、水圧等の変化に耐えきれず絶命してしまうのが通常です。しかしながら従前より引き上げられてからもしばらく生存している強い個体があり、地元漁師はなんとか生きたまま漁港に持ち帰る方法がないかと思案してきました。
平成28年度の操業から小型船に深海と同じような水温(1~2℃前後)を保てる船内水冷装置を設置し、漁獲した「活ベニ」 をすぐに水冷装置で保管することで一定数の「活ベニ」を安定的に港まで持ち帰り水揚げ出来るようになってきました。 全国的にも「活ベニ」として競りにかけている漁協は他になく、香住が日本で唯一「生きたままのベニズワイガニ」を供給している地域 となります。
突き詰めていけば生きている状態が究極の鮮度ですから、地元漁師が「香住のベニズワイガニが日本で一番鮮度が良くて一番美 味しい」というのも頷ける話です。

■(3)数千匹に1匹の割合で水揚げされる幻の「黄金ガニ」。香美町としては今年度が初めての公式PRとなります。 近年、幻のカニとして脚光を浴びている「黄金ガニ」。水深200~600m付近に生息している松葉ガニ(ズワイガニ)と水深800~1500mに生息している香住ガニ(ベニズワイガニ)の異種交配にて誕生する非常に珍しい幻のカニです。 体躯が黄金色をしていることから「黄金ガニ」と呼ばれ珍重されています。 「黄金ガニ」は香住ガニの範疇で扱われることから、9月から翌年5月までの香住ガニシーズンに味わっていただくことが出来ます。
「松葉ガニの実入り」と「香住ガニの旨み」の両方の良いところだけをうまく受け継いだ非常に美味しいカニでとても人気があります。もともと数千匹に1匹程度の割合ですが、サイズの大きい立派な黄金ガニは数万匹に1匹程度で大変に珍しく貴重です。
希少なカニなので、水揚げ量も少なく、PRを行っても供給に不安があることから、これまで香美町では大きくPRをしてきませんで した。 近年、「黄金ガニ」の希少性が逆に注目され人気が出ていることから、毎回の漁で確実に水揚げされる訳ではないのですが、適切 なPRを行い「黄金ガニ」と「香住ガニ」の双方の知名度の向上を狙っています。
香美町としては、今年度が初の「黄金ガニ」大々的PRとなりますので、
ご取材のご検討よろしくお願いします。

つきましては、食企画等ございましたら、ご取材ご検討の程、どうぞよろしくお願いいたします。 なお、実際に取材に入っていただける場合には、情報提供、お店紹介、スケジュール調整、撮影アテンドなど地元調整を含めた最 大限のご協力をさせていただきますので、何なりと香美町役場神戸営業所 北村までお問合せください。

 

H30香住ガニプレスリリース(詳細はこちらからご確認ください)