2023年3月30日香美町の春いちオシ！「香住のノドグロ」

日本海の赤い宝石「ノドグロ」ゆったり宿泊でも手軽にランチでも
粗脂肪量は平均20％以上！産地ならではの絶品料理でお待ちしています！！

「兵庫県香美町」をもっと知って欲しい！

「兵庫県」ですが、神戸市から2番目に遠い位置にあります、県北部の日本海に面した香美町（かみちょう）。
全国的に早い春の訪れとなるなか、香美町の「食」にも春がやってきました。
そんな香美町の春オシ、1つ目は沖合底引き網漁による松葉ガニ漁が終了する香住区で、4～5月に旬を迎え、高級魚として有名となったアカムツ、通称「ノドグロ」についてご紹介します。
香美町の「香住」と「柴山」の2港で水揚げされた「ノドグロ」の美味さを、最大限に引き出した絶品料理を味わっていただこうと、香美町の春いちオシ！「香住のノドグロ」ランチフェア・宿泊プランとして、4月1日から5月31日まで町内のお食事処・お宿で、産地ならではの旨味と風味を活かしたノドグロ料理をご提供いたします。
春の食、おでかけ企画などございましたら、取材実施につきまして、ぜひご検討をお願いいたします。
なお、実際に取材にお越しいただける場合には、より詳細な情報提供、行程調整、撮影アテンドなど地元調整を含めた最大限のご協力をさせていただきますので、何なりと香美町役場神戸営業所までお声かけください。

■ポイント1　どこで獲れる？

テニスの錦織選手のおかげで、今や全国区の高級魚として知らない人はいないほど有名となった「ノドグロ」ですが、地元では古くから珍重されてきた魚です。
香美町で水揚げされるノドグロは、山陰沖の日本海を主な漁場としています。ここには、地元漁師の呼び名で「背」という岩礁に囲まれた砂地「中洲」が広がっており、この場所は、全国の漁場の中でも特に良質のノドグロが獲れるとされています。

■ポイント2　「白身のトロ」と言われる所以

香美町で水揚げされるノドグロは、魚の旨味に大きな影響を与える粗脂肪量が平均20％以上と言われており、これはマグロのトロに匹敵する数字です。ノドグロが「白身のトロ」と称され、高級魚とされる所以はここにあります。
白身とは思えない芳醇な旨味と脂があり、地元の食べ方としてまずシンプルに「塩焼き」。箸を入れると、皮と身の間から溢れ出るうま汁、白身のフワリとした身、ノドグロの旨さが口いっぱいに広がります。鮮度が良ければもちろんお造りも。柔らかく脂の旨みを堪能いただけます。

■ポイント3　「キス場のノド」とは？

昔から大きなノドグロは脂が乗って旨いとされ、特に「ニギス」の漁場で獲れたノドグロは明らかに脂が乗っていて旨かったことから、地元漁師から「キス場のノド」と呼ばれ重宝されていました。

※ニギス…浅場にいる「シロギス」に似ているから「似ギス」、また沖で獲れるから「沖ギス」とも呼ばれています。
地元では昔から当然のように食卓に並び、ソウルフードとも言えるニギスは、春先から大量発生する「ツノナシオキアミ」をたくさん食べ、脂をたっぷり蓄えている魚です。今回は「脇役」的紹介ですが、この魚のファンも増えており、町内の学校給食で登場する場面も多いです。

▲ニギス（生）